2024年02月10日
コンテナハウスとは?
弊社は新潟県長岡市にて不動産仲介業・不動産買取り・コンテナハウス事業を行っている
株式会社新潟ハタラク不動産と申します。
近年、コンテナハウスという言葉を耳にすることが増えてまいりました。
ですが、まだまだコンテナハウスとは?という方は多いかと思います。
コンテナハウスの外観で、一番想像しやすいものは、海上用の輸送コンテナかと思います。
それでは、その海上用の輸送コンテナを中古で買取り、安くかっこいい住宅を建築することは出来るのか?
まず結論から申し上げますと、【中古コンテナでは建築確認申請が通らない可能性が高い】とお考え下さい。
都市計画区域外にて木造建築物以外で200㎡以下で建築する場合は建築可能ですが、その他のエリアでは原則として建築基準法は守らなければなりません。
まず建築確認申請とは、 建築を計画している建築物の土地や建物の構造、設備等が建築基準法やその他の法令に違反していないことを建築主事もしくは指定確認検査機関に確認してもらうもの(建築基準法第6条、第6条の2、第6条の3に基づく申請)です。
この申請が通らなければ、そもそも建築をすることが出来ないというルールがございます。
中古コンテナでは確認申請が通らない?
ではなぜ中古コンテナでは建築確認申請が通らないのか?
理由は、中古コンテナはISO規格(国際標準化機構) にて製造されている為です。
ISOとは、スイスジュネーブにある非政府機関(International Organization for Standardization)の略称であり、ISO規格とは、「国際的な規模で基準を統一する規格」といったもので、国際間での取引に支障が出ないようにするために作られております。
要するにISOコンテナとは、ISO規格で製造されている海上輸送用のコンテナを指します。
では建築確認申請が通るコンテナとは?というと、JIS鋼材を使用したコンテナであれば建築確認申請は通ります。
JISとは、 日本産業企画(Japanese Industrial Standarads)の略称であり、日本の産業製品に関する企画や測定法等が定められた日本の国家規格の事です。
建築確認申請が通るJIS鋼材を使用したコンテナとは、主要構造材がJIS鋼材で作られており、建築基準法令で定められた建築荷重がクリア出来る等、日本の建築基準法に適合したものを指します。
まとめ
冒頭に戻りますが、以上の理由により中古コンテナでは建築確認申請が通らない可能性が高い為、建築が出来ないということになります。
但し、絶対に通らないというわけではございません。
ISO規格コンテナが建築基準法に適合されない理由としては、上記記載内容と一部重複しますが
1.窓等の開口部を設けると強度が落ちてしまう
2.JIS鋼材で製造されていない
3.コンテナ製造工場が鉄骨製作工場認定を受けていない
等の理由があり、また、ISO規格コンテナは壁全体で建物を支えている構造になっているため、開口部を設けてしまうと急激に強度が落ちてしまいます。
どうしても中古コンテナを使用し、建築確認を通したい場合は、建築基準法に則った建築物の中に部屋として設置する、またはJIS鋼材を溶接することにより構造を強化し建築確認を申請することは可能ですが、溶接するために大幅にコストがかかってしまいJIS規格コンテナより高くなってしまう場合もあるため、弊社としては、中古コンテナではなく、JIS規格コンテナの新造をお勧めしております。
弊社では、JIS規格コンテナは建築基準法令に則り、建築確認の申請が通るコンテナを一台ずつオーダーメイドにて新造しております。
随時コンテナハウスについての情報をお知らせいたしますので、コンテナハウスについて詳しく聞きたいという方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡下さいませ。